
あけましておめでとうございます。
2018年ですね。
新年最初のBlogは、改めて「幸せ」について思ったことを綴りたいと思います。
昨年12月20日発売のback numberの新曲『瞬き』。
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の主題歌で、様々なところで流れているので耳にしたことがある方も多いと思います。
清水依与吏さんが書いたこの曲の出だしが「幸せとは」なのですが、幸せについて歌っているサビの歌詞が言い得て妙だな、と思ったので、まずはその歌詞をご紹介させてください。
※歌を聞いて文字に起こしたものなので、漢字などは違う可能性がある旨、ご了承くださいませ。
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が 繰り返すようなものじゃなく
大切な人に降りかかった雨に 傘をさせることだ
ここ1、2年、頑張っているのに報われず、叶わないことも多くて、満たされない、生きるのが辛い、と思うことが増えていきました。
(だから幸せを追求するようなブログを書いているわけですが)。
そしてその頃の私は、『瞬き』の歌詞のように、星が降る夜と眩しい朝が繰り返す日々が幸せなのだと思っていました。
今思えばそれは、私の価値観や心が望むものではなく、世間で一般的に定義されているわかりやすい「奇跡のような、夢のような、きらめいた幸せの形」だったのかもしれません。
そしてその世間一般の「幸せの形」って、実は巧妙に操作された情報が多いことも否めません。
例えば元旦の初詣、おせちを食べること、友人知人への年始の挨拶、特番を観ること、初売り…。
それって本当にご自身が望んでいる過ごし方ですか?
年末年始は特別な時期ですし、一般的なお正月の過ごし方に否定的な考えもないのですが…
実は普段も同じように、誰かに言われたとおりに、誰かと同じように過ごしてしまってはいませんか?
気づかないうちに、自分の本心とは違う他人の常識や物差し、感覚などで生きてしまっていませんか…?
これは一種の洗脳…と言うと言葉が強すぎますが、刷り込みだと私は思っています。
暗記やテスト勉強などで知識を定着させることと似ているかもしれません。
情報があふれる世の中でたくさんの価値観が自分の中に入ってきて、繰り返し何度も入ってくる情報や他者の価値観が、気づかないうちに、まるで自分の価値観のように定着してしまうんです。
そのことに気づかず生きてしまうと、ある日ふと、何をやっても幸福感を得られない自分がいることに気づきます。
でも、なぜそうなってしまったのかはよくわからないんです。
例えば、昨年の新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた「インスタ映え」。
素敵な世界観で、それ自体は良いも悪いもないと思いますし、私自身、否定的な思いは一切ないのですが、あのインスタの「魅せる」世界観が合わない人、向かない人は絶対にいると思います。
その中で、合わない人、向かない人が、インスタ中心の世界の中で生き続けたらどうなるか?
私は昨年、自分を満たすために、幸せを得るために、あれもこれもと様々なことを実現しました。
「こうすればきっと!」「今度こそ!」と。
いつもはしないような努力もしました。
でもそこには、思っていたような幸せはありませんでした。
それどころか、目標を叶えてあったものは、無感動、というか、「こんなものか」という期待外れの虚無感だったようにも思います。
つまり、自分が本当に望んでいること以外は、例えそれが叶っても、満たされても、本当の意味での幸福感はあまり得られないということです。
幸せになりたいのになれない、薄幸感ばかり、と思っている方は、一度ご自身の幸せ、本当の意味での幸せを探ってみてください。
自分が幸せを感じるのは本当はどんなことか、ということを考えてみてください。
それは、周りの人に自慢できるとか、SNSでリア充を誇示できるとか、そういうものでは多分ありません。
(他人の存在を気にして思いつくことは大概、自分の幸せから遠ざかってしまうような気がします)。
もし、誰かとの幸せを考えるのであれば、『瞬き』の歌詞の「大切な人に降りかかった雨に傘をさす」ようなことが良いと思います。
昨年よりも少しだけ幸せを実感することができるようになり、思うことは、「幸せは意外と地味で平凡」だということ。
小さな幸せは人に自慢できるようなものではありません。
でも、自分が心地よく感じられます。
穏やかに過ごせる時間が増えます。
「華やかではないけれど」「地味で平凡だけれども」ということが、実は幸せであり、幸福感度を高めるコツなのかな、と思います。
上記は私個人の考えですが…
『瞬き』は、「幸せとは」について改めて気づかせてくれた、考える機会をくれた曲でした。
普段は聞かないラジオで聞いて知った曲なので、この出会いに感謝です。
最後に。
少々余談になりますが、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、相手の愛を信じられなくなってしまった方にぜひ観ていただきたい映画です。
佐藤健さん演じる尚志さんの、土屋太鳳さん演じる麻衣さんへの愛し方がすごいのですが、これはフィクションではなく実話の映画化。
ですので、「こんなまっすぐで誠実な人、いるわけがない」なんて否定的な感想は口にできなくなりますし、「自分もこんな愛の深い誠実な人に出会いたい」と思えるようになるのではないかと思います。
(ぜひそういう思考にしていただきたいです)。
本日も「Happy Method」をお読みくださり、ありがとうございました。
2018年も、皆さまにとって実り多き素敵な1年になりますように。
皆さまの幸せを願って。