本やドラマ、映画、舞台、ライブ、ミュージカルetc.。
日常になくても生きていける、生きていくのに必ずしも必要ではないエンターテインメント。
もしかしたら人生にはもっと大切なものがあるかもしれない。
もしかしたら生きていくのに無駄なものなのかもしれない。
でも、心を豊かに潤すエンターテインメント作品の数々。
本日は、3月16日から上映しているディズニー/ピクサー最新作映画『リメンバー・ミー』(吹替版)について書きたいと思います。
ディズニー映画を好んで観る方ではないのですが…
『リメンバー・ミー』を2回も観たという友人に熱烈に勧められたので観たところ、大人が観ても見ごたえのあるストーリーで、要所要所でうるっ。
最後は心がほっとする、心温まるエンディングに癒されました。
中でも、すごく好きだったのが、主人公・少年ミゲル役の石橋陽彩(ひいろ)くんの歌声。
吹替版のキャスト陣は藤木直人さんや松雪泰子さん、渡辺直美さんなど豪華なので、個人的には字幕より吹替版がおすすめです。
(ちなみに友人のおすすめは、字幕・吹替どちらも楽しむことだそうです)。
映画『リメンバー・ミー』について
映画『リメンバー・ミー』は、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』などを手がけるディズニー&ピクサーの最新作。
メキシコの「死者の日」(日本でいうところのお盆)をテーマにした作品で、主人公の少年ミゲルが陽気でカラフルな「死者の国」に迷い込み、そこで出会うご先祖様たちとの交流を経て家族の再生を描いたファンタジー・アドベンチャーです。
監督はアカデミー賞受賞作『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督。
歌曲は『アナと雪の女王』の『レット イット ゴー』を手がけたロバート&クリステン・アンダーソン・ロペス夫妻。
第90回アカデミー賞では、長編アニメーション賞と主題歌賞の2部門をW受賞しています。
また、公開から約2週間で動員数160万人、興行収入20億円を突破し、2週連続で週末の興行収入1位を記録する大ヒットとなっているそうです。
(ディズニー&ピクサーのタッグならあたり前、かも…?)
詳しいストーリーはこちら(公式サイトより)
主人公は、ミュージシャンを夢見る、ギターの天才少年ミゲル。しかし、厳格な《家族の掟》によって、ギターを弾くどころか音楽を聴くことすら禁じられていた…。ある日、ミゲルは古い家族写真をきっかけに、自分のひいひいおじいちゃんが伝説のミュージシャン、デラクルスではないかと推測。彼のお墓に忍び込み美しいギターを手にした、その瞬間──先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込んでしまった!
そこは、夢のように美しく、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような世界。しかし、日の出までに元の世界に帰らないと、ミゲルの体は消え、永遠に家族と会えなくなってしまう…。唯一の頼りは、家族に会いたいと願う、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。だが、彼にも「生きている家族に忘れられると、死者の国からも存在が消える」という運命が待ち受けていた…。絶体絶命のふたりと家族をつなぐ唯一の鍵は、ミゲルが大好きな曲、“リメンバー・ミー”。不思議な力を秘めたこの曲が、時を超えていま奇跡を巻き起こす!
映画『リメンバー・ミー』(吹替版)の豪華キャスト陣
日本語吹替版の声優陣も豪華です。
プロの声優さんだけでなく、俳優、女優、芸人、アイドル、ミュージシャンなど様々が参加しています。
主人公ミゲル役の石橋陽彩(ひいろ)くんは、歌がうまい小学生として有名(?)だったようですが、この作品が初の大きな活動のようです。
でも、その歌声を聞けば、キャリアなんて関係ない!と思わされるはず。
ミゲルが迷い込んだカラフルな死者の国で、ミゲルと一緒に行動するガイコツ・へクター役は藤木直人さん。
ミゲルのひいひいおばあちゃん、ママ・イメルダ役は松雪泰子さん。
なかなか松雪さんとはわからない上手さを感じました。
あと、中盤の歌声も圧巻!
とても素敵でした。
それから、ミゲルのお父さん役は、NHK『おかあさんといっしょ』の11代目うたのお兄さん、だいすけお兄さんこと横山だいすけさん。
芸術家のフリーダ役には渡辺直美さん。
その他、SKE48のメンバー、ちゅりちゃんこと高柳明音さんや、日本語吹替版のエンディング『リメンバー・ミー』を東京スカパラダイスオーケストラの皆さんと一緒に歌っているシシド・カフカさんも参加されているとのことです。
(残念ながら、ストーリーに入り込んでしまっていて、いつ出てきたのかは気づけませんでしたが…)
家族の温かさを思い出させてくれるストーリー
大人でも楽しめる要素のひとつは、シンプルだけど王道なストーリー構成とストーリー展開の秀逸さにあると思います。
ミュージカル好きとしては、作中に出てくる歌と、石橋陽彩(ひいろ)くん、松雪泰子さんの歌声がすごく好きでした。
音楽ってすごい。
と思えると同時に、家族の存在、在り方について考えさせられる作品でもありました。
家族仲が悪いというわけではないのですが…
どちらかと言うと家族との関係性が希薄な私でも、家族っていいな、と血のつながりなどに思いをはせるきっかけに。
また、ミゲルの家族への関わり方の変化も見どころです。
家族との関わり方は人それぞれですが、血のつながりや、生活を共にする人、というのは、生きる上で大きな影響を与え合うとても大きな存在。
関わり方次第で、幸福感はこんなにも変わるのだなと、ストーリーを通して教えてもらうことができました。
ほっこりするエンディングも良かったです。
まだ観ていない、という方はぜひ。
お子様と一緒でも楽しめますよ。
本日も「Happy Method」をお読みくださり、ありがとうございました。
皆さまがご家族といつまでも幸せな時間を過ごすことができますように。