自分の望みや願いを実現するために行動することは、人間としてごく普通のこと。
多くの方が、大なり小なり、何かしらの面でそんなふうに生きていると思います。
けれども、がんばればがんばるほど、反比例するかのように、何もかもうまくいかなくなってしまうことがあります。
そんな状況が長引くと、次第にやる気が失せてモチベーションが下がり、何をするにも億劫になり…どんどんネガティブになってしまいます。
ひどい場合は軽度の鬱症状が出てしまうことも。
「今、自分はどん底かもしれない」、そんなふうに思う状態までいってしまったら、まずはがんばることをやめてみませんか?
そして、それでも状況が変わらなければ、自分の望みや願いを実現したい、という気持ちをすべて手放し、自分の幸せをいったん諦めてしまうのです。
「自分の幸せをあきらめる」ということは、「幸せになる」ということと一見矛盾しているようですが、不思議なことに、「利己主義」ではなく「利他主義」になることで自分が幸せになっていきます。
(正確には、幸せになっていく…ではなく、実はもうすでに幸せだったことに気づける、ということですが)。
がんばってもがんばっても幸せが遠ざかってゆき、苦しくなるばかり、という方は、一度、思い切って自分の意思や意図を手放し、あきらめてみてください。
本当の意味で「利他主義」になれたとき、きっと今まで苦しかったことが嘘のように、今ある幸せに気づけることと思います。
これは、つい最近、私が実際に体験して学んだことです。
心の自死、のような感覚で、自分に関するすべてをあきらめ、ただ他人への思いやり(相手の幸せを願うような言動)だけを意識して行動するようにしたら、悪いことばかり続いていた状況が良い方向へと一変しました。
それは、苦しい状況から抜け出したい一心で色々な方のブログを拝見する中で、「願いというよりも欲に近い、『自分が●●』という感情はすべて捨てよう。周りの方に心地よく過ごしてもらえるように生きてみよう」という、一歩間違えばかなり投げやりな気持ちから生まれた行動だったのですが、すぐに状況が好転して、正直、「こんなことで、こんな簡単に…?」とビックリしました。
そして、自分の幸せや利益ばかりを追求して、周囲の方への気遣いや気配りを疎かにしてはいけないのだと思い知らされた出来事となりました。
もちろん、自分のために行動することも幸せへの道。
けれども、他人のために行動することも幸せへの道なのです。
本日も「Happy Method」をお読みくださり、ありがとうございました。
この考え方(思考)が、少し前の私のように、何もかもうまくいかず、抜け出す方法もわからないままもがいてしまっている方の一助になれば幸いです。